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キングダム―見えざる敵―

THE KINGDOM
キングダム―見えざる敵― サウジアラビア。ある石油会社の従業員居住区で、大規模な爆弾テロが発生した。死者100人以上、負傷者200人以上……。ワシントンDC事務所の「緊急対策会議」に集められたFBI捜査官たちも、ロナルド・フルーリー捜査官(ジェイミー・フォックス)の状況説明に言葉を失うのだった。親密な関係にあった同僚をそのテロで失った法医学調査官ジャネット・メイズ(ジェニファー・ガーナー)は涙ぐむ。その耳元で何事かを囁くフルーリー。

鑑識チームの爆発物専門家、グラント・サイクス(クリス・クーパー)は現場の映像から、爆発は米軍が使用する高性能爆薬と起爆装置によって行われたと分析。情報分析官のアダム・レビットはFBIがチームを現地に派遣すべきだ、と主張する。
やがて事件の主犯はサウジを基盤として活動する大物テロリスト、アブ・ハムザの仕業ではないかと推測したフルーリーは、司法長官に現地への派遣を申し出るが却下されてしまう。背後にはアメリカの介入によって統治能力の弱さを露呈させたくないとするサウジ政府の目論見があった。

中米サウジ大使の弱みをチラつかせ、半ば非合法にサウジに渡ったフルーリーら4人。現地で彼らを迎えたのは国家警察の大佐、アル・ガージー(アシュラフ・バルフム)。彼は“実行犯の仲間ではないのか?”と上層部に睨まれた部下の軍曹をかばったため、この「面倒な仕事」を押し付けられたのだった。

あまりにも悲惨な爆発現場にまたもや立ち尽くすFBIの4人。しかも捜査日程はたった5日間と定められ、またサウジ政府から押し付けられた様々な制約や硬軟取り混ぜた様々な妨害があって苛立ちを募らせるフルーリーたち。
そんな中、サウード王家のハレド王子からの晩餐会に招かれたフルーリーは、彼の信念を真摯に説き、理解を求めた。また、昼間の捜査中、現場でさまざまな機転を利かせてくれたガージー大佐を立てる言葉を添える事も忘れなかった。
 王子の肝いりでガージー大佐が新たな捜査責任者に任命され、自由な行動が許されるようになると、証拠が次々と発見され、捜査は目覚しく発展する。メンバー各自もお互いの理解を深め合いつつあった。

しかしテロリスト、アブ・ハムザのグループもフルーリーたちFBIの4人と、ガージー大佐を明確に「標的」として捉えていた。死者100人を出した大惨事に引き続いて「世界の目」を彼らに惹き付ける最も効果的なテロ活動。それはすなわち、宿敵アメリカが送り込んできた4人の捜査官たちと、彼らにとっては「イスラムを裏切った者」であるガージー大佐を、考えうる限りの悲惨な方法で血祭りに挙げる事に他ならなかった……。


監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
製作:マイケル・マン、スコット・ステューバー
出演:ジェイミー・フォックス、アシュラフ・バルフム、クリス・クーパー、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、ジェレミー・ピヴェン、リチャード・ジェンキンス
2007年/アメリカ映画/1時間50分/『THE KINGDOM』/配給:UIP映画

10月13日(土)より全国ロードショー


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※2007年9月付けの情報です。


戻ります。
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