新感覚エアガンムック「COMMAND(コマンド)」オフィシャルサイト

グッド・シェパード

THE GOOD SHEPHERD
グッド・シェパード 1961年、CIA(アメリカ中央情報局)が計画していた極秘のキューバ侵攻作戦は情報漏れから失敗した。CIA史上最大の汚点と言われた「ピッグス湾事件」である。立案責任者の一人であったエドワード・ウィルソン(マット・デイモン)は、失敗の真相究明に乗り出す。続々と収集される証拠写真やテープの分析が急ピッチで進む……。 第二次大戦前夜の1939年。両家の子女が集まる名門イエール大学でエリート・コースを歩むエドワードは、ある晩FBI捜査官ミュラッハ(アレック・ボールドウィン)の接触を受ける。それは担当教授の身辺調査を行い、ナチス親派である証拠を探す任務。エドワードは幼い頃、海軍高官だった父親(ティモシー・ハットン)を自殺で失っていた。父には汚職疑惑もあった。“自らが立身出世し、父の汚名を晴らす”というエドワードの悲願を、FBIは利用したのだった。
やがて父に倣い、数多くの政治家や軍人、財界の大物を輩出した秘密結社「スカル&ボーンズ」に入門するエドワード。そこで出会った先輩、フィリップ・アレン(ウィリアム・ハート)の紹介で面会したサリヴァン将軍(ロバート・デ・ニーロ)から軍にスカウトされ、即座にその申し出を引き受ける。

その頃エドワードには聾唖の恋人ローラ(タミー・ブランチャード)が居り、彼女との平穏な将来を夢見てもいた。しかし上院議員の娘クローバー(アンジェリーナ・ジョリー)を妊娠させた責任を取り、結婚。生まれてくる我が子の顔を見る暇もなくOSS(戦略事務局)の一員としてロンドンに赴任するのだった。それはまさに諜報活動に必要不可欠な「非情さ」を肌で学ぶ、凄絶な日々だった。

5年後、今度は「冷戦」という新たな戦いの最前線=ベルリンに配置されたエドワードは、生涯に渡って凄まじい暗闘を繰り広げる事になるKGBの大物諜報員ユリシーズ(オレグ・ステファン)との出会いと、「最初の対決」を経験する。

1946年、ようやく帰国し、電話でしか話したことのなかった息子と初めて顔を合わせるエドワード。しかし合衆国政府はより本格的で国際的な活動を行うCIAを創設。その中心的メンバーとなり、秘密主義を貫かねばならないエドワードの態度に、クローバーの心は離れてゆく。

1960年、エドワードは息子(エディ・レッドメイン)から、“自分もCIAにリクルートされた”と打ち明けられる。イエール大学、そして秘密結社スカル&ボーンズと、じつは父に憧れ、その人生をなぞるように成長していた息子だった。複雑な表情を浮かべるエドワード。“息子にだけは父親と同じような非人間的な人生を歩ませたくない!”と願うクローバーとは、口論の末、遂に離婚という結果になった。

妻は去り、息子も遠国に赴任した。たった一人になったエドワードには、もうCIAしか「家族」はない。ピッグス湾事件の真相究明に執着するしかないエドワード。身内からの情報漏れによって引き起こされたこの事件では、誰も信用できない。単身で証拠分析を行い、中央アフリカ、コンゴヘ実地調査に赴くエドワード。そこで待ち構えていた宿敵KGBのユリシーズから告げられた驚くべき事実。 国を護るか? 家族を守るか? エドワードは二者択一を迫られる。


監督/製作/出演:ロバート・デ・ニーロ
製作総指揮:フランシス・F・コッポラ
出演:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、ウィリアム・ハート、ジョン・タトゥーロ、マイケル・ガンボン、タミー・ブランチャード、リー・ペイス、エディ・レッドメイン、オレグ・ステファン
2006年/アメリカ映画/2時間47分/原題『THE GOOD SHEPHERD』/配給:東宝東和

10月20日(土)、日劇1 他にて全国ロードショー!


公式サイトへ

※2007年10月付けの情報です。


戻ります。
コマンド センサー新製品レポートメンテナンス業界人ルポショップ紹介イベント情報エンターテインメント情報ショップリスト募集編集後記COMMAND BLOG

サイト内に掲載された全ての記事、写真、スペックなど一切の無断転載を禁じます。
ALL COPY RIGHTS RESERVED BY ADWIN 2006