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『バイオハザード?V』

『バイオハザード?V』

さらに夜行われた一般試写会では殺到するファンがパニックにならぬよう鎮めながらミラと監督を控え室まで誘導するというリアルな護衛の役割までも果たした。それに感銘を受けたミラの計らいで、当初は予定されていなかった「関係者のみが参加できる打ち上げ」にまで同席させて頂き、ミラ・ジョヴォヴィッチ本人からねぎらいの言葉まで頂戴するという、本当に貴重な体験をさせて頂いた。
さてさて、そんな「ひいき目」で見た待望の最新作、『バイオハザード?V』には、前2作との大きな違いがある。それは、映画の大半が「昼間のシーン」だという事だ。すでに近代文明が崩壊して3年後。めぼしい都市は住民の殆どがアンデッドになってしまい、彼らにはもう襲って食べる人間があまりいない。さらに世界的に砂漠化が進んでいるので、みな汁気が抜けていい具合に乾いている。乾燥ミイラ風の干物的なアンデッドにアレンジし直されているのだ。身体が軽くなったせいかヤツらの動きも従来より速く、アクションが激しい。


真夏にメキシコの砂漠で行われた撮影は苛酷を極めたようだ。日中の気温は摂氏55〜60度にまで達し、ラッセル・マルケイ監督が脱水症状で1週間入院するという事態になった。全ての機材、特にカメラは熱と砂のせいでトラブル続き。砂嵐のせいで何週間も進行がストップするという困難もあったのだという。その他頻繁にサソリが現れるなど、厳しい自然の影響で極めて難航した撮影だったそうだ。


『バイオハザード?V』

“しかし今回の『〜?V』では、主人公アリスが様々な面でさらに強く、美しく成長しており、またより大きな力を持ち、また愛する人々に多大な犠牲を払うなど、より魅力的な キャラクターに成長しています。私もそんな強く決断力のあるアリスを尊敬し、自身も同じように成長していきたいと思います” と、ミラ・ジョヴォヴィッチは8月に来日した際にコメントしている。その言葉通り、もはや人間離れした風格さえ湛えた彼女の美貌と、圧倒的な身体能力をフルに活かしたアクションは見ものだ。特にククリナイフ(※別名「グルカ刀」とも呼ばれる大きな、曲ったナイフ)の二刀流で襲い来るアンデッドをバッタバッタと切り捨てる様はカッコ良すぎであった。




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「バイオハザード?V」

STAFF
監督:ラッセル・マルケイ
脚本・製作:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、オデット・フェール、アリ・ラーター、マイク・エップス、アシャンティ、スペンサー・ロック、イアン・グレン
2007年/アメリカ映画/1時間34分
原題:『RESIDENT EVIL:EXTINCTION』
配給:ソニーピクチャーズ エンタテインメント
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