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『ジェシー・ジェームズの暗殺』

『ジェシー・ジェームズの暗殺』

STORY


南北戦争当時、南軍ゲリラ部隊にいたジェームズ兄弟は敗戦後、仲間を率いて銀行強盗、列車強盗を繰り返して悪名を馳せていた。発行部数を伸ばすため、新聞は彼ら兄弟の悪事や冒険に色を施し、尾ひれをつけ、あたかも「義賊」であるかのように書き立て大袈裟に報道していた事もあったが、とにかく彼ら兄弟は「アメリカ史上、最初の有名人」だったのだ。

そんな彼らに憧れる19才の“ボブ”ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)は1881年9月7日、ミズーリ州ブルーカットで列車強盗の準備中だった兄のフランク・ジェームズ(サム・シェパード)に近づく・・・
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解説


ハンサムで上品、時には少年のような顔も覗かせたという、アメリカ史上最も悪名高きアウトロー、ジェシー・ジェームズ。実在した大強盗、そして殺人犯でありながら、新聞が「義賊」のように書きたてた事もあり、その死後は大規模な葬儀が営まれ、暗殺の現場となった家は観光名所化したという。警察が検視を公開し、その死体写真は全米の写真店で飛ぶように売れたという。また各地で冷凍遺体が公開された際には遺体そのものを買い取りたいという者まで現れたという。


『ジェシー・ジェームズの暗殺』

自身の命とその首に懸けられた賞金、そして何よりも“彼を倒した!”という名誉を狙う敵の影に怯え続ける晩年を送り、1881年、ジェシー・ジェームズは34歳という若さで暗殺された。しかも他の誰よりも彼を崇拝していたという臆病者の手下、ロバート・フォードの手によって。なぜロバートは尊敬、いや崇拝までしていたジェシー・ジェームズを殺したのか…?

極めて激情的な凶暴性と、相反するように冷静な先読み能力&洞察力を併せ持っていたというジェシー・ジェームズの複雑な性格を、少し痩せて青白い顔のブラッド・ピットが生身の人間とは思えない不気味さで演じ切り、作品全体にヒリヒリするような緊張感が漲っていた。とかくハンサムで華のあるスター俳優、といイメージで語られがちな彼なのだが、出演作の多くはこういうマニアックで取っ付き難い役が多い。“ブラピぃー!”なんてミーハー気分で観に来る観客を、良い意味でまたも裏切るムードに溢れていたと思う。



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「ジェシー・ジェームズの暗殺」

STAFF
監督・脚本:アンドリュー・ドミニク
製作・主演:ブラッド・ピット
出演:ケイシー・アフレック、サム・シェパード、メアリー=ルイーズ・パーカー、ポール・シュナイダー、ジェレミー・レナー、ズーイー・デシャネル、サム・ロックウェル、ギャレット・ディラハント
2007年/アメリカ映画/2時間40分
原題:『THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD』
PG-12/配給:ワーナー・ブラサース映画

©2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
※2008年1月付けの情報です。

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