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陸上自衛隊 少年工科学校 創立51周年記念行事


式典にて敬礼する自衛隊生徒

少年工科学校とは?

 2006年10月1日、神奈川県横須賀市に所在する陸上自衛隊武山駐屯地内にある陸上自衛隊少年工科学校にて、創立51周年を記念する行事が行われた。この少年工科学校は中学卒業者を対象とし、入学と同時に3等陸士に任命され、普通科高校の教育を受けつつ自衛隊における施設、通信、火器、車両、航空機等の器材整備、操作などに必要な教育訓練を実施する学校だ。生徒は4年間の教育終了後に3等陸曹となり、各地の部隊で活躍することとなっている。
ちなみに同様の制度は海上自衛隊、航空自衛隊にもあるが、現在では募集を停止しており、この少年工科学校も防衛大学校と同様の学生制度となるため、自衛隊生徒としての姿を見られるのも、あと少しの期間となる。



雨が降る中での観閲行進

学校名物のドリル演技は、関東周辺の
駐屯地祭でも披露されることもある。

自衛隊版の文化祭

 記念式典では、学校長、周辺自治体の首長、学校での高校教育を担当する神奈川県立湘南高校関係者による訓示、祝辞が行われ、生徒による観閲行進ではまだ10代ながらも、自衛官の風格を漂わせており、来場者の中心である生徒の父兄を感動させていた。
 式典後には学校名物のドリル展示が行われ、M1ガーランドを自由に振り回す美しい光景で魅了した後は、数年前から行われるようになった模擬戦闘訓練。  高機動車で敵部隊前に展開し、遮蔽物に身を隠しながら64式小銃で応戦し、最後は一斉射撃をしつつ敵陣地へ突撃して状況を終了。
 装備品として、92式地雷原処理車や通信器材、AH-1S対戦車ヘリやUH-60JA輸送ヘリなどが展示され、教室内では各クラブによる研究発表が行われるなど、装備品展示以外はまさに一般学校での文化祭であった。



高機動車にて展開する小隊。

遮蔽物に身を隠しつつ、
64式小銃で射撃する

少年工科学校出身のパイロットによる
操縦で飛来したUH-60JA輸送ヘリ。



戻ります。
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